アルコールのCMでも【授乳期間中の飲酒はおやめください】と表記されている通り、授乳期間中のママがアルコールを摂取することはとても危険です。
誰でも分かる通り、飲酒をすることで赤ちゃんに影響を及ぼすために控えるように呼びかけられています。
ただ、”飲酒することでどのような影響があるか”は、あまり知られていないようです。
恐らく、あなたも「どのように影響があるんだろう・・・」と思っている1人でしょう。
なので私が今回、授乳期間中のアルコール摂取が及ぼす影響について調査してみました。
「アルコールの摂取はダメだ・・・」とわかっていても止められない!そんな方は、特に必見ですよ!!
可愛い我が子を守れるのは親しかいないのですから、もう一度大事なことを再確認しましょう♪
[ad#co-2]授乳中のアルコールは母乳に影響する!毎日のお酒の習慣をやめて一口も飲まないこと
アルコールの母乳と赤ちゃんへの影響
授乳中にアルコールを摂取すると、母乳量が抑えられたり、赤ちゃんの脳や身体に影響を及ぼす恐れがあります。
ママの体自体に変化が起こることはもちろん、その栄養を摂取した赤ちゃんにも影響するということなのです。
ママだけじゃなく、可愛い我が子にも悪影響がある・・・。
この怖い内容について、これから詳しく説明していきましょう。
母乳への影響
授乳中にアルコールを飲むことにより、母乳を作るホルモン「プロラクチン」の分泌量が軽減します。
それ加えて、母乳の出をよくするホルモン「オキシトシン」の分泌も妨害され、催乳反射という赤ちゃんが乳首を吸うと母乳が出るという働きも止まってしまいます。
このことにより、母乳の出が悪くなると赤ちゃんの成長にも影響が出るようになり、母乳育児がしにくくなります。
ママの体に異変が起こることで、悪影響が連鎖して赤ちゃんにも影響が出るということなのです。
プロラクチン
プロラクチンは母乳をつくる作用があり、授乳期は母体のために上昇して妊娠を妨げる働きをします。
脳の下垂体から分泌するためストレスの影響を受けやすく「ストレスホルモン」とも呼ばれます。
オキシトシン
オキシトシンは脳(心)への作用と、身体への作用に分けることができます。
脳(心)への作用としては、他者への信頼感を増大させる、親密な関係を築くなど。
赤ちゃんと母親の絆や夫婦の信頼を深めてくれます。
一方、身体はどうでしょうか。
元来出産に関わるホルモンとして知られていたように、子宮の収縮を促して陣痛を促進させるほか、ストレスを受けると分泌が促され、速くなってしまっている心拍を落ち着かせたり、一時的に跳ね上がった血圧を下げる作用が知られています。
赤ちゃんへの影響
授乳中にお酒などアルコール飲料を飲むと、血液中のアルコール濃度が高くなります。
母乳は血液からできているので、お母さんの血液中のアルコールは母乳によって赤ちゃんの体内に入ることになります。
アルコールは肝臓で分解されますが、赤ちゃんはまだ肝臓機能が未熟のため、アルコールが分解されないまま体内に残ることになります。
体が未熟な赤ちゃんだから、少しのアルコールでも体内に残ると、急性アルコール中毒になり、吐く、不機嫌になる、寝つきが悪くなるなどの症状が出ることもあります。
もっとひどいときは、昏睡状態になる場合もあります。
ママが気楽にアルコールを摂取することで、結果、赤ちゃんは生きるかどうかの影響が出るようになるのです。
また、赤ちゃんが急性アルコール中毒にならなくても、長期間アルコールを摂取していると、アルコールが蓄積され、赤ちゃんの脳や身体に影響を与え、発達の遅れや障害が生じることがあります。
以上のように、授乳中にアルコールを摂取することはデメリットが多く、絶対に避けるべきことです。
妊娠前はお酒を楽しんでいて、やっと出産してまたお酒を飲めると思うかもしれません。
しかし、赤ちゃんのことを考えたら授乳中もアルコールを飲まないようにしましょう。
[ad#co-1]授乳期間中に避けたいのはアルコールだけじゃない!
授乳中のタバコやカフェインの影響
授乳中のアルコールの影響については上記のとおりです。
では、他に授乳中に影響があると言われているタバコやカフェインではどのような影響があるのでしょうか?
自分がタバコを吸わなくても周りがタバコを吸ってたら気になりますよね。
副流煙は赤ちゃんにどのような影響があるのでしょうか。
また、少しくらいのコーヒーは飲んでいいのかも気になりますね。
タバコ、カフェインの影響についても調べました。
タバコが及ぼす影響について
母乳量の低下が起こる
タバコに含まれているニコチンは、血管を収縮させ血流を阻害してしまいます。
母乳は血液でできているので、このことにより母乳の出が悪くなり、母乳育児がやりにくくなります。
赤ちゃんへの影響について
お母さんがタバコを吸うと、ニコチンが母乳へ移行します。
赤ちゃんは体が小さいので、お母さんがタバコを吸った直後に授乳した場合は、赤ちゃんもタバコ一本分くらいのニコチンを摂取するこのとになります。
ニコチンの影響で、赤ちゃんには嘔吐、下痢、他動などの症状がみられることがあります。
また、赤ちゃんが大声で叫び続ける「コック」の頻度が高くなる可能性もあります。
受動喫煙の影響
お母さんがタバコを吸うことより母乳を通してニコチンが赤ちゃんの体内に入るのも心配です。
しかし、それ以上に心配なのは、赤ちゃんのいる空間でタバコを吸うことによる受動喫煙の影響です。
赤ちゃんは受動喫煙により、多量の一酸化炭素とアレルギー物質を吸い込むことになります。
このことで、赤ちゃんは肺炎、気管支炎、喘息のリスクが高まります。
また、SIDS(乳児突然死症候群)になる可能性も高くなると指摘されています。
やっぱり人間の体に悪影響が起こるものは、赤ちゃんには害しかないということを再確認しておきましょう。
[ad#co-1]コーヒーなどに含まれるカフェインも授乳期間中は控えることが望ましい
アルコールやニコチンに比べたら安全と思われるカフェイン。
※カフェインは、コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれています。
カフェインは精神安定や眠気覚ましになるので、授乳中でもあまり気にせず普通に飲んでいる人も多いとと思います。
私もそれほど気にせず、授乳中もコーヒーや緑茶を飲んでいました。
しかし、多量に摂取すると赤ちゃんや母乳に様々な影響が出るので注意しましょう。
カフェインが及ぼす母乳への影響
お母さんがカフェインを摂ると母乳へ移行します。
しかし、移行する量は1%程度と少ないため、コーヒーを1日3杯程度飲むくらいまではそれほど心配しなくても大丈夫です。
ただ多量に摂ると、もちろん赤ちゃんへの移行量も多くなります。
ですので、コーヒーは1日3杯程度にして、あまりとりすぎないように注意しましょう!
カフェインが及ぼす赤ちゃんへの影響
カフェインを多量摂取することにより、赤ちゃんには以下の症状が出る可能性があります。
- 情緒不安定
- 興奮して不眠になる
- 夜泣きがヒドくなる
- 不機嫌になる
以上のことが起こる可能性が高まります。
カフェインを少量しか摂取してなくても、赤ちゃんにこのような症状が出るようになったらカフェインを少し控えるようにしましょう。
赤ちゃんのささいな異変も気づくように、ママがしっかり監視しておいてくださいね。
赤ちゃんの小さな変化もママしか気づけませんからね!!
[ad#co-1]まとめ
やっぱり社会的に「ダメだ!体に悪い!」と言われているものは、控えるべきであることがわかりましたね。
ママが摂取したものは、すべて母乳に影響するのですから。
可愛い我が子に送るための栄養に不純物を混ぜるかどうかは、ママ次第ということなのです。
大好きな嗜好品を我慢することは辛いことかもしれませんが、一時期だけの我慢だと思って辛抱強く耐えましょう。
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