小さい赤ちゃんの口の中にも、大人と同じように口内炎ができてしまうことがあります。
つらい口内炎は、赤ちゃんに不快感をもたらすだけではありません。
口の中の口内炎はママにとって見つけにくいため、なぜ赤ちゃんが泣いているのかすぐに理由が分からないことも多く、不安になってしまいがちです。
赤ちゃんの口内炎の原因や、ケアのポイントについて知っておきましょう。
赤ちゃんの口内炎の症状
口内炎というのは、口の粘膜に白やピンクのポツポツとした炎症ができてしまう状態です。
大人だけでなく、赤ちゃんにも口内炎はできてしまいます。
赤ちゃんは口内炎ができても自分では症状が理解できず、痛みで泣きやすくなったり、母乳やミルク、離乳食を拒否したりすることもあります。
口に手を入れて口内炎に触って傷つけてしまい、ママやパパが気付いたときには症状が悪化している、というケースも少なくありません。
赤ちゃんに口内炎ができてしまう原因
口内炎ができてしまう原因は、大きく分けて3つあります。
最も多いのは、ウイルス感染による口内炎です。カンジダ菌の繁殖によるカンジダ性口内炎や、ヘルペスウイルスによるヘルペス性口内炎などが一般的です。
さらに、ヘルパンギーナや手足口病といった症状が引き起こすウイルス性の口内炎もあります。
ウイルスの種類によっては発熱や発疹といった症状を併発することもあります。
大人と同じように、栄養不足や疲れが原因で口内炎を引き起こすことも珍しくありません。
特に、ビタミンB群が足りていない場合には口内炎が起きやすくなります。
他には、口の中をひっかいてしまったり、口におもちゃなどがぶつかってしまったりして傷ができ、これが口内炎に発展してしまうケースもあります。
赤ちゃんの口内炎への対処法は?
口内炎ができてしまうと、赤ちゃんは食べたり飲んだりすることを拒否してしまうことが多いです。
しかし、栄養を取らないと口内炎がますます悪化してしまう恐れがあるため、少しずつでも良いので、根気よく母乳やミルク、離乳食を与えるようにしましょう。
離乳食はヨーグルトやゼリーなど、口当たりの良いものを選ぶと良いでしょう。
ウイルス性の口内炎は、大人から移ってしまうことも多いです。
感染を防ぐためにも、食べ物の口移しやキスをするのは避けるようにしてください。
口の中を常に清潔にしておくよう心がければ口内炎は治りやすくなりますし、新たな口内炎を防ぐこともできます。
口内炎以外にも発熱や発疹といった症状が出ている場合は、市販の薬は極力使わず、お医者さんに相談するのが一番です。
赤ちゃんの口内炎は、間違ったケアをすると治りにくくなったり悪化してしまったりすることもあるので注意が必要です。
口内炎をよく観察し、適切なケアを心がけ、早めに治してあげるようにしてください。