
赤ちゃんが産まれて本当に間もない時(ママがまだ入院している時など)、ママの体調が優れない時など、どうしても立ち上がることがきつく、授乳がしにくいといったことがあると思います。
そういう時に役に立つのが「添い乳」という授乳方法です。
ママも赤ちゃんも横になって授乳をする方法ですが、ただ横になって母乳を飲ませるだけと侮ってはいけません。
なぜなら、赤ちゃんには「窒息」という事故がついてくるからです。
しかし、ちゃんとした添い乳のやり方さえマスターすれば、そういった事故の可能性を0にして授乳することができます。
ということで今回は、添い乳のやり方、メリットとデメリットについて説明していきます。
[ad#co-2]新生児に添い寝授乳(添い乳)して良い?やり方とメリット&デメリット
添い乳の正しい方法
添い乳の方法を、順を追って説明していきます。
① まずはママも赤ちゃんも寝っ転がります。
② 次にママは腕を伸ばし、伸ばした腕と脇の間に赤ちゃんを置いて、赤ちゃんの目の前に胸が来るようにします。
次第に赤ちゃんの口が胸に近づくので、近づいた瞬間に乳頭を赤ちゃんの口に含ませます。
③ 空いている、伸ばしていない手を使って赤ちゃんの頭を支え、授乳が終わるまで赤ちゃんを見守ります。
④ 両方の胸を授乳させるため、ママの態勢を変えます。
少しだけではありますがママの身体を起こさないといけないので、赤ちゃんを巻き込んで押し付けてしまうということがないようにします。
⑤ 態勢を変えたら、③とは反対方向の胸の母乳を赤ちゃんに飲ませましょう。
態勢はさっきの逆バージョンと思えば簡単にできるはずです。
以上が、正しい添い乳の授乳方法となります。
慣れれば簡単な授乳方法ですが、態勢を変える際、赤ちゃんを押し付けて巻き込んだりしないようにしましょう。
関連記事:授乳中吸われると乳首がチクチク、ヒリヒリと痛い!原因理由&対処方法
☆ワンポイントアドバイス
添い乳を成功させるポイントは、慣れていようがなかろうが、赤ちゃんをしっかりと観察しながら授乳することです。
そうすれば事故を未然に防げます。
なので、添い乳自体は楽な授乳の態勢ではありますが、その分ちゃんと赤ちゃんを見て授乳をしましょう。
[ad#co-1]添い乳のメリット&デメリット、予備知識など
添い乳のメリットとデメリット
冒頭にも述べたように、添い乳は赤ちゃんもママも寝っ転がった状態で授乳をさせることができます。
それが最大のメリットです。
寝っ転がった状態での授乳は赤ちゃんの重さは関係がないので、非常に楽な態勢で授乳をすることができますからね。
しかし、メリットと同様にデメリットも多く、赤ちゃんが横になることによって起こる弊害があるのです。
まず、一番のデメリットは、赤ちゃんは授乳が終わったら寝てしまいますが、横になることによってさらに赤ちゃんは眠りやすくなるのです。
そうなると、赤ちゃんは横にママの胸がないと眠れないような悪い癖がついてしまう可能性があるのです。
やっぱりせっかく買った赤ちゃん用の布団やベビーベットはちゃんと使ってもらいたいと思うママが多いはずです。
なので、げっぷをしたのを見届けて、赤ちゃんをベビーベットや布団などに返してあげることで解決しましょう。
また、添い乳という態勢があまりにも楽すぎて、ママが授乳中に寝てしまうことがあります。
これもデメリットのひとつで、その寝返りで赤ちゃんを押しつぶしてしまうことがあるのです。
従って、添い乳中は赤ちゃんのためにも絶対に眠ってはいけません。
関連記事:新生児の授乳の仕方!母乳のあげ方&くわえさせ方にはコツがある
☆ワンポイントアドバイス
デメリットを多く説明しましたが、メリットの「楽な姿勢」というのは本当に確かなメリットです。
ふつうならきつい授乳を、横になるだけで楽にできるのならば本当に得だし、ストレスも感じません。
あとは、しっかりとデメリットのケアをしてください。
特に、ママが寝てしまうことはご法度ですよ。
[blogcard url="https://babuuu.jp/2018/04/11/%E6%96%B0%E7%94%9F%E5%85%90%E3%81%AE%E6%8E%88%E4%B9%B3%E5%A7%BF%E5%8B%A2%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B%E4%B8%8A%E6%89%8B%E3%81%8F%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%81%E3%81%8D/"]
添い乳の予備知識
添い寝をこれから始めたいという人向けの予備知識です。
添い寝は、基本的にいつの時期からはじめても構いません。
赤ちゃんが窒息する可能性を考えて、なるべく新生児の時は添い乳をしないようにしているという方もいるかもしれません。
ですが、その窒息に関してはママの注意次第でどうとでもなる問題(とはいっても絶対に油断はしないこと)なので、いつの時期でも添い乳の方法で授乳をしても構いません。
また、添い乳をしたまま赤ちゃんを寝かせるママもいますが、それはNGです。
ちゃんとげっぷをさせて、「赤ちゃんがちゃんと母乳をお腹いっぱい飲んだ」という証拠をしっかりと見るようにしましょう。
[ad#co-1]添い乳は楽な姿勢で授乳を行うことからおすすめの授乳方法!
添い乳の魅力は、なんといっても「ママも赤ちゃんも楽」ということです。
それは、ママのストレス軽減にもなるし、赤ちゃんも楽な姿勢なのでのんびりと授乳することができるからでした。
なので、普段は縦抱きや横抱きだけれど、どうしても身体がきついというときには添い乳を実践してみてくださいね。
色んな授乳方法があるということは、ママもしくは赤ちゃんにとっては助かる方法ということなのですから。